ダパン

ダパン

物理 アサルト 大剣
レアリティ★★★★★
主要属性力量
武器タイプ大剣
CV(英語) 许棕哲
CV(日本語) 小山力也
CV(韓国語) 황창영
CV(中国語) 苏翼

戦闘タグ

大ダメージ浮遊猛撃

特性

調理・火加減
焼く、蒸す、揚げる、炒める、煮込む。火を使った調理法は1つを極めれば無限に応用できる。しかし、絶妙な味に仕上げたいときは、彼は自分だけの秘技――「火加減」を惜しみなく使う。
道具製造・機械工学
宏科院の先生たちが茶を片手にダパンのもとを訪れ、学術交流を行うときだけ、見習い天師たちはこの「料理人」が「優秀研究者」の水筒を持っていることを思い出す。
社会貢献・八面六臂
行商人であり、運転手、ガイド、内装職人としての顔も持ち、皆のお腹も満たしてくれる。暇になると、彼の心はざわつくだけだ。
生活・美食の鉄人
ダパンは新メニューの研究が好きだ。しかし、なにより嬉しいのは、客が心から「うまい」と言ってくれる瞬間だ。

ステータス成長

Lv. 突破 力量 敏捷 知力 意志 最大HP 攻撃力 防御力 会心率 攻撃速度
1 0 24.39.810.110.45003005.0%1
2 0 26.010.811.111.55563305.0%1
3 0 27.711.812.012.56123605.0%1
4 0 29.412.713.013.56683905.0%1
5 0 31.113.713.914.67244205.0%1
6 0 32.814.714.915.67814505.0%1
7 0 34.415.715.816.68374805.0%1
8 0 36.116.616.817.68935105.0%1
9 0 37.817.617.718.79495505.0%1
10 0 39.518.618.719.710055805.0%1
11 0 41.219.619.620.710616105.0%1
12 0 42.920.620.621.811176405.0%1
13 0 44.621.521.522.811736705.0%1
14 0 46.322.522.523.812307005.0%1
15 0 48.023.523.524.912867305.0%1
16 0 49.724.524.425.913427605.0%1
17 0 51.425.525.426.913987905.0%1
18 0 53.126.426.328.014548205.0%1
19 0 54.827.427.329.015108505.0%1
20 0 56.528.428.230.015668805.0%1
21 1 58.229.429.231.016229105.0%1
22 1 59.930.430.132.116799405.0%1
23 1 61.631.331.133.117359705.0%1
24 1 63.332.332.034.1179110105.0%1
25 1 65.033.333.035.2184710405.0%1
26 1 66.734.333.936.2190310705.0%1
27 1 68.335.334.937.2195911005.0%1
28 1 70.036.235.838.3201511305.0%1
29 1 71.737.236.839.3207111605.0%1
30 1 73.438.237.840.3212811905.0%1
31 1 75.139.238.741.4218412205.0%1
32 1 76.840.239.742.4224012505.0%1
33 1 78.541.140.643.4229612805.0%1
34 1 80.242.141.644.4235213105.0%1
35 1 81.943.142.545.5240813405.0%1
36 1 83.644.143.546.5246413705.0%1
37 1 85.345.144.447.5252014005.0%1
38 1 87.046.045.448.6257714305.0%1
39 1 88.747.046.349.6263314705.0%1
40 1 90.448.047.350.6268915005.0%1
41 2 92.149.048.251.7274515305.0%1
42 2 93.849.949.252.7280115605.0%1
43 2 95.550.950.253.7285715905.0%1
44 2 97.251.951.154.8291316205.0%1
45 2 98.952.952.155.8296916505.0%1
46 2 100.653.953.056.8302616805.0%1
47 2 102.254.854.057.8308217105.0%1
48 2 103.955.854.958.9313817405.0%1
49 2 105.656.855.959.9319417705.0%1
50 2 107.357.856.860.9325018005.0%1
51 2 109.058.857.862.0330618305.0%1
52 2 110.759.758.763.0336218605.0%1
53 2 112.460.759.764.0341818905.0%1
54 2 114.161.760.665.1347419305.0%1
55 2 115.862.761.666.1353119605.0%1
56 2 117.563.762.567.1358719905.0%1
57 2 119.264.663.568.2364320205.0%1
58 2 120.965.664.569.2369920505.0%1
59 2 122.666.665.470.2375520805.0%1
60 2 124.367.666.471.3381121105.0%1
61 3 126.068.667.372.3386721405.0%1
62 3 127.769.568.373.3392321705.0%1
63 3 129.470.569.274.3398022005.0%1
64 3 131.171.570.275.4403622305.0%1
65 3 132.872.571.176.4409222605.0%1
66 3 134.573.572.177.4414822905.0%1
67 3 136.274.473.078.5420423205.0%1
68 3 137.875.474.079.5426023505.0%1
69 3 139.576.474.980.5431623805.0%1
70 3 141.277.475.981.6437224205.0%1
71 3 142.978.476.882.6442924505.0%1
72 3 144.679.377.883.6448524805.0%1
73 3 146.380.378.884.7454125105.0%1
74 3 148.081.379.785.7459725405.0%1
75 3 149.782.380.786.7465325705.0%1
76 3 151.483.281.687.7470926005.0%1
77 3 153.184.282.688.8476526305.0%1
78 3 154.885.283.589.8482126605.0%1
79 3 156.586.284.590.8487826905.0%1
80 3 158.287.285.491.9493427205.0%1
81 4 159.988.186.492.9499027505.0%1
82 4 161.689.187.393.9504627805.0%1
83 4 163.390.188.395.0510228105.0%1
84 4 165.091.189.296.0515828405.0%1
85 4 166.792.190.297.0521428805.0%1
86 4 168.493.091.298.1527029105.0%1
87 4 170.194.092.199.1532729405.0%1
88 4 171.795.093.1100.1538329705.0%1
89 4 173.496.094.0101.1543930005.0%1
90 4 175.197.095.0102.2549530305.0%1

突破

装備適正・Ⅰ
解放後、青品質の装備を着用できる
折金券 ×1,600 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。
装備適正・Ⅱ
解放後、紫品質の装備を着用できる
折金券 ×6,500 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。
装備適正・Ⅲ
解放後、金品質の装備を着用できる
折金券 ×18,000 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。

オペレーターファイル

基礎情報
【コードネーム】ダパン
【性別】男
【身分証明】<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>
【誕生日】5月19日
【種族】ウルサス
【<p="オリパシー" padding=0>鉱石病</p>感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。

【能力測定】
物理強度:優秀
戦闘技術:標準
戦術立案:普通
アーツ適性:優秀
人事評価
ダパン、本名は「<p="パン・ユェン" padding=0>潘遠</p>」。<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>出身で、地方を巡るシェフ兼行商人を自称。チェン・センユーの紹介および<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の認証を受け、個人として特殊技術部に加入、エンドフィールドに協力している。本人の希望を考慮し、食堂の一部運用権限が特別に付与されている。

「ダパンさんの提出した経歴は、非常に雑多で一貫性に欠けています。信憑性が高いと確認されたものは、『<p="ラーマーダ" padding=0>辣么大</p>』火鍋店の店長、<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の<p="てんし" padding=0>天師</p>、電気工事士、大工、組立工、さらには『合意拳・再臨』にてエキストラとして2回出演したことなどが挙げられます。」
「一方、確認が取れなかった経歴もあります。1つは、シモンクでタクシー運転手をしていたという話です。ダパンさんが同都市で営業許可を取得した記録は確認できませんでした。この点を指摘すると、彼は口角を70度以上に引き上げ、私の操作パネルを勢いよく叩いてきました。もう1つは友人の『メンツ』のために、ラヴァンドマで3日間、観賞用<p="だじゅう" padding=0>駄獣</p>の代役を務めたという話です。無免許運転や<p="だじゅう" padding=0>駄獣</p>代役の話に気を取られすぎたせいで、肝心の<p="てんし" padding=0>天師</p>としての経歴について聞きそびれたと気づいたときには、すでに4時間が経過していました。」
「<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>での経歴を確認すると、ダパンさんは一瞬、明らかに寂しげで不快そうな表情を見せました。しかしすぐに笑顔に戻り、観賞用<p="だじゅう" padding=0>駄獣</p>とのツーショットを見せながら軽口を叩き、話題を変えたのです。彼がかつての<p="てんし" padding=0>天師</p>仲間との確執について話すのを避けているのは明白です。しかし、私はそれをマイナスだと考えてはいません。彼はいまだに研究基地の事故を深く心に刻んでいます。その姿勢こそが、彼が今もなお、<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の<p="てんし" padding=0>天師</p>としての信念と誇りを守っている証だと思うのです。」
――エンドフィールド人事アシスタント マーティン・マーヴィン・マーレン
第一資料
『ころころ変わるパンおじさん』
武りょう(陵)城にはころころ変わるパンおじさんがいます。わたしが知っている中で一番しんせつな人です。見た目は白黒はっきりしていて、目はブドウみたいで、耳は大きなギョーザが2つついているみたいで、サングラスをかけていて、とてもかっこいいです。
パンおじさんは変身がとくいで、いつもいろんな服を着ています。白いエプロンだったり、作業服だったり、黄色のビニールぼう(帽)をかぶっていたりします。パンおじさんは火なべのお店をやっていて、家に帰りたくなったらいつでも食べにおいでと言ってくれます。わたしたちがなべにあきたら、おかずを変えておいしいマントウや、ぶたマメいため、りんじゅう(<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>)フライのあんかけを作ってくれます。一番おいしいのは白菜の甘す(酢)いためとホイコーローです。お店の目玉メニューにしてほしいです。
でもパンおじさんもいじわるをするときがあります。わたしのおべんとうにチリソースを入れて、「魔法のソース」だと言うので、お友だちに分けてあげたら、みんな口がはれてしまいました。
子どもたちのめんどうを見ているほかに、パンおじさんは人助けにも一生けんめいです。いつも町の人のために電気メーターを直したり、水道管をつないだり、竹を切ったりしています。パンおじさんはとてもいい人で、いつもみんなを助けてくれます。みんなもおじさんを助けたいと思っていますが、パンおじさんがあまりにもすごいので、なにも助けられることがなくて、フルーツやおかしをおくっているらしいです……それからこっそりお店の家ちん(賃)をへらしてあげます。パンおじさんの家もばくはつ(爆発)でなくなったので、しかたなくお金をはらって人の家に住ませてもらっているそうです。
――常連客が残した黄ばんだ作文用紙

前に一回、パンじいに聞いたことあるんだ。なんでずっと働いてるのにお金ないのって。そしたら「全部食べられた」って……あたし、すっごい食いしん坊なんだねって、笑っちゃった!でも、あとで知ったんだ……あんないっぱいいる子どもたち全員に、ご飯食べさせてたんだって……
――チェン・センユー

皆、情に厚く親切な様子に惹かれ、会って数分も経たないうちに、つい包み隠さず自分のことを打ち明けてしまうのです。けれどその一方で、ダパンさん自身は自分のことをあまり話したがりません。多くの人にとってダパンさんは「親切で料理が上手な<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の<p="てんし" padding=0>天師</p>」。つらい過去の話をすることは、心に負担がかかります。どれだけ深い付き合いになっても、あえて立ち入らせないのは、彼なりの思いやりなのでしょう。けれど、ずっと心の奥にしまい込んだままにしておくというのは、決していいことではありません。
そして、もっと心配なのは……ダパンさんが<p="ディージャンごう" padding=0>帝江号</p>に来てから、皆――特に管理人の体重が明らかに増えていることです。
――ペリカ
第二資料
『優秀研究者』賞 候補者推薦状
記入者:ルオ・シーチャオ

「革新、影響力、適応性」3つの観点から総合的に判断し、今年度の「優秀研究者」の候補者としてパン・ユェン<p="てんし" padding=0>天師</p>を推薦いたします。これまでの業務において、彼は累計12項目の学術的成果をあげ、また<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の長期開発目標を6項目達成しました。ここ10年の受賞者と比較しても、現段階の彼と同程度の貢献をしている方はごくわずかです。しかも彼はまだ30歳にもなっていません。
私は彼の指導をした立場ではありますが、上記の評価にはいかなるひいき目もないと保証できます。パン・ユェンが研究室の門を叩き、私のプロジェクトに参加したいと志願した際、最初は断るつもりでした。なにしろこの若者に対する印象は良いものではなかったからです。彼は燃え上がる爆発物で卓球をし、「冒辣果創作料理同好会」の電子ポスターでは尊敬すべき<p="ろうてんし" padding=0>老天師</p>数名にタップダンスをさせ、廃材で小型の高速戦艦を作って地下冷凍倉庫に攻撃をしかけ……おかげで研究棟はひと月ずっと腐った<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>の臭いが充満する羽目になりました――いえ、どれも大したことではありません。若者は悪戯をするもの。<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>はあらゆる探究的行動を推奨しています。私も若い頃、自身が原因で救急治療室に運ばれたことがあります。
他人の注意を引くために悪戯をする人もいれば、世界に対する無限の好奇心によって悪戯をする人もいます。パン・ユェンの状況はまた少し違っていて――彼は、あまりにも聡明すぎたのです。そういうことをしているときでも、彼は興味を失った退屈な眼をしている……彼の指導をするようになってから、はっきりと確信しました。彼が行う全ては、彼にそれができるから。あるいは悪戯であったとしても、他人より容易くできると証明したいからなのです。<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>には、彼に敵う人材などいません。
挫折を味わってこそ、楽しみが得られます。挫折がなければ、楽しみもありません——楽しみのないまま、学問の道をどこまで歩んでいけるでしょうか。1人の石工が不眠不休で彫り続けたとしても、残せる作品は僅か。パン・ユェンは非常に硬い原石です。磨かれなければ、光らない。しかし、彼に傷を刻み、輝きを与えることができるのは、彼より硬い石だけです。
私はこう伝えました。「裂け目の研究において、自分よりも成果を上げている<p="てんし" padding=0>天師</p>の方がいる。あなたには、そちらが相応しい……」
パン・ユェンは――「でもよ……オレには登らにゃなんねェ山がある。矢印の先がおんなじなのはよう、先生のプロジェクトだけなんだぜ。」
その瞬間の彼の眼には迷いと苦しみだけではなく、微かな期待が滲んでいました。私の判断がすべて正しいとは限りませんし、何かが彼を変えたかもしれません。彼が執念を抱いている限り、良い方向に進んでいくものと信じています。

「彼に賞を与えるべきではない理由」を強いて上げるならば……少し衝動的な性格ということ、そして実験室で作った炒飯を盗み食いされないよう、保管した缶に「還元剤」のラベルを貼り、私のプロトタイプ第1号を台無しにしたことくらいでしょうか。
第三資料
【葬儀での弔辞】
それはいつもと変わらぬ朝でした。<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>が毎日迎える、いつも通りの変わらぬ朝。違っていたのは、朝日が研究室に差し込んだときに、夫が眠るように息を引き取っていたことだけです。
夫は生涯を<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>に捧げました。私は、それを受け入れられない時期もありました。お弁当を届けに向かうと、廊下ですれ違う<p="てんし" padding=0>天師</p>たちが言い争っている……頭に数え切れないほどの書籍を詰め込んだ彼らの議論でさえ、うんざりするほどに。食うに困ることの無い職につき、文明地帯の生活を改善するわけでもない紙くずのような論文を生み出し続けたいのか、上のポストを争っているのか、あるいは本当に飢える人々をお腹いっぱい食べられるようにしたいのか……そんなことは私にはどうでもよかったのです。
私が理解できなかったのは、なぜ彼らは「より多くの人を救う」と言いながら、自分の身体をまったく気にかけないかということです。まるで「生きる」ということはただの規則で、概念にすぎず——思想、事業、そして存在はすべてこの執念の一部でしかないように。
……
何年も前の話です。私はこの共同墓地に娘の服を埋葬しました。娘は<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>研究基地の最初の113人のうちの1人でした。
……私と夫ともう何年も口を利いていませんでした。娘の心臓の音が止まったことを私が知ったとき、夫は<p="ろうてんし" padding=0>老天師</p>たちと複数の案件を採択している最中だったそうで、連絡が来たのはその3日後でした。私は泣きながら「なぜ子どもたちの遺体を持ち帰れないのか」と問い詰めましたが、夫は「仕方がない」、この一言だけ。私は身体に爆弾をくくりつけて、夫と<p="ろうてんし" padding=0>老天師</p>たちを共に吹き飛ばしてやるのだと——そのとき、年若い2人の<p="てんし" padding=0>天師</p>が反対の声を上げたのを覚えています。1人はゾアン代理で、もう1人のウルサスは——<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>で大暴れして、その後辞表を出して、<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>を出ていってしまったそうです。
そんな騒動がありましたから、その方は葬儀には来ないのだろうと思っていました。しかし、皆さんがここにいらっしゃる前に姿を見かけたのです。彼は……とても成長して、ずっと大人になっていました。誰と言葉を交わすこともなく、静かにやって来て、静かに去ってゆきました……<p="ラァジャオラオマア" padding=0>辣椒老媽</p>を1瓶だけ置いて。
今、私は再びこの手で夫を埋葬しました。家族からすべてを奪った<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>を憎んでいることに変わりはありません。しかし、夫は……それから娘も、そして今ここにいらっしゃる、夫が育てた<p="てんし" padding=0>天師</p>の皆さんも、<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>を愛していると、知っています。
少なくとも夫の旅立ちには、たくさんの花と、好物のチリソースがあるのですから。

【復元された音声記録】
「もう何十時間も経った。残念だが、巨大な裂け目の周囲には生命反応が全くない。全員、異論がなければ一切の捜索活動を打ち切ることを決定する——」
「異議あらァ!誰のプランだとか、こんなことになった理由だとか、ゴチャゴチャ言うつもりはねェ……でもよ……どうなってようと、必ず連れ帰んなきゃなんねェ!遺族に何て説明するつもりだ!おう、ゾアン・ファンイ。今は相手の肩を持つんじゃねェぞ――」
「冷静に。一言、申し上げます。ホアン先生……今回は、パン<p="てんし" padding=0>天師</p>が正しいと。容易に諦めるなど、<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の理念に反する行為でございます。組織、私個人としても――捜索の継続を強く提案いたします。」
「ゾアン……こんなときに限ってお前とパン<p="てんし" padding=0>天師</p>の意見が一致するか……よく聞け。我々は『できない』のだ。<p="てんし" padding=0>天師</p>として、心の中に常に天秤を持つべきなのだ。生きている者、死んだ者、どちらが重いか、量る――今すぐ、座れ!」
「だったらよう、『できる』ようにすりゃあいい、それだけの話だ!」
「……パン・ユェン、皆が、君のようにはなれないのだ。」
「*<p="えんごく" padding=0>炎国</p>スラング*!」
第四資料
『集成工業システムにおける<p="そくじょう" padding=0>息壌</p>オートメーション化制御システムの共同応用と効率化の研究』
要約:<p="そくじょう" padding=0>息壌</p>オートメーション化に焦点を当て、集成工業システムにおける共同応用の可能性と考え方を検討する。本文では専門や分野を超えて共同で侵蝕に対抗する具体的な応用状況を分析し、安全保障および協力の効率を高める方法論を総括する。その趣旨は……
キーワード:機械工学、エンドフィールド工業、裂け目、侵蝕、料理、食品の安全、効率化
……
参考文献:
[1] エンドフィールド工業「集成工業システムの10年計画と未来に関する提案」
[2] エンドフィールド工業「集成工業自動化構想のオープンソース技術共有」
[3] エンドフィールド工業「<p="オリジニウムかいろ" padding=0>源石回路</p>の応用技術総論」
[4] ホアン・ミンチョン、ルオ・シーチャオ「侵蝕創傷修復における<p="そくじょう" padding=0>息壌</p>モデルの実際の応用」
……
謝辞:寮のドアを開けたら、若けェ頃に引用してた文献の著者と直接話ができるなんてよう……貴重な経験だったぜ。オレも多少面倒事に手貸したけどよ、正直助けてもらったことのほうがずっと多かったからなァ……

「管理人、この論文……なんでェ。そんなに褒められちゃあ、さすがに照れ臭ェな……こんなんは結局、管理人が当時築いた基礎理論の派生でしかねェんだ。進展なんて言えるもんでもねェ。まだまだってこった。」
「……」
「なァ、可笑しいと思わねェか?40歳を過ぎたってのによ、まだ「最高峰を目指す」なんて考えてんだぜ……バカみてェな話だ。もし<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の連中に話して、「パン・ユェンが引け目を感じてる」なんて知ったら、笑いもんになっちまう!」
「……」
「山は日に日に高くなる、一生かかっても登れねェ?ほう、大した話だなァ……でも、そう言われちゃあ、ますます挑戦したくなるってもんよ。それに、最近は集成工業システムの研究もしてんだ。管理人の論文にもなかった新しい技術、思いついちまったんだぜ……」
「……」
「もちろんおめえに対抗してるわけじゃねェよ。つまり『切磋琢磨』ってやつだ……にしても、集成工業システムは本当に良くできてらァ。オレぁこの技術に心底感心してるんだぜ。もし、もう少し早く……20歳の頃だったら……」
「……」
「ああ、あんたの言う通りだ。今からでも遅くなんかねェな!」

イラスト

旅立ち
旅立ち
イラストレーター: Rin9
空山に座す
空山に座す
イラストレーター: E_Volution_
十人十味
十人十味
イラストレーター: 黑犬