ゾアン・ファンイ

ゾアン・ファンイ

パルス アサルト アーツユニット
レアリティ★★★★★★
主要属性意志
武器タイプアーツユニット
CV(英語) Molly Zhang
CV(日本語) 桑島法子
CV(韓国語) 송하림
CV(中国語) 秦紫翼

戦闘タグ

大ダメージ感電

特性

博識・才智過人
豊富な知識と経験を備え、困難な状況でも常にいち早く新たな道を切り開く。
チーム管理・思いやり
人への接し方は心遣いが行き届いており、彼女のそばにいると、まるで春風に包まれているかのような心地よさを感じる。
社会貢献・守護者
胸にあるのはたった1つの心。しかしその心には、この街とすべての人々が収まっている。
文化・成長産業
彼女の構想では、武陵城の未来は息壌技術だけにとどまらない。

強化

レベル 1
1 20 40 60 80 90
必要経験値 必要ゴールドチケット 累計経験値 累計ゴールドチケット
0 0 0 0
強化 — 主要レベル
レベル 必要経験値 必要ゴールドチケット 累計経験値 累計ゴールドチケット
1
10 390 1,250
20 4,890 250 22,860 820
30 12,690 640 122,530 5,870
40 16,250 820 271,400 13,360
50 22,070 1,110 461,620 22,930
60 35,340 1,770 747,110 37,260
70 19,810 4,050 910,070 64,320
80 39,800 12,730 1,212,340 146,440
90 75,600 36,320 1,792,290 385,420

ステータス成長

力量 敏捷 知力 意志 最大HP 攻撃力 防御力 会心率 攻撃速度
Lv. 突破 力量 敏捷 知力 意志 最大HP 攻撃力 防御力 会心率 攻撃速度
1 0 10.010.017.024.75003005.0%1
2 0 11.011.018.226.55563305.0%1
3 0 12.012.019.428.36123705.0%1
4 0 13.013.020.630.16684005.0%1
5 0 14.014.021.831.97244305.0%1
6 0 15.015.023.033.77814705.0%1
7 0 16.016.024.235.58375005.0%1
8 0 17.017.025.437.38935305.0%1
9 0 18.018.026.639.19495705.0%1
10 0 19.019.027.840.910056005.0%1
11 0 20.020.029.042.710616305.0%1
12 0 21.021.030.244.511176705.0%1
13 0 22.022.031.446.311737005.0%1
14 0 23.023.032.648.012307305.0%1
15 0 24.024.033.849.812867705.0%1
16 0 25.025.035.051.613428005.0%1
17 0 26.026.036.253.413988305.0%1
18 0 27.027.037.455.214548705.0%1
19 0 28.028.038.657.015109005.0%1
20 0 29.029.039.858.815669305.0%1
21 1 30.030.041.060.616229705.0%1
22 1 31.031.042.262.4167910005.0%1
23 1 32.032.043.464.2173510305.0%1
24 1 33.033.044.666.0179110705.0%1
25 1 34.034.045.867.8184711005.0%1
26 1 35.035.047.069.6190311305.0%1
27 1 36.036.048.271.3195911705.0%1
28 1 37.037.049.473.1201512005.0%1
29 1 38.038.050.674.9207112305.0%1
30 1 39.039.051.876.7212812705.0%1
31 1 40.040.053.078.5218413005.0%1
32 1 41.041.054.280.3224013305.0%1
33 1 42.042.055.482.1229613705.0%1
34 1 43.043.056.683.9235214005.0%1
35 1 44.044.057.885.7240814305.0%1
36 1 45.045.059.187.5246414705.0%1
37 1 46.046.060.389.3252015005.0%1
38 1 47.047.061.591.1257715305.0%1
39 1 48.048.062.792.9263315705.0%1
40 1 49.049.063.994.7268916005.0%1
41 2 50.050.065.196.4274516305.0%1
42 2 51.051.066.398.2280116705.0%1
43 2 52.052.067.5100.0285717005.0%1
44 2 53.053.068.7101.8291317305.0%1
45 2 54.054.069.9103.6296917705.0%1
46 2 55.055.071.1105.4302618005.0%1
47 2 56.056.072.3107.2308218305.0%1
48 2 57.057.073.5109.0313818705.0%1
49 2 58.058.074.7110.8319419005.0%1
50 2 59.059.075.9112.6325019305.0%1
51 2 60.060.077.1114.4330619705.0%1
52 2 61.061.078.3116.2336220005.0%1
53 2 62.062.079.5118.0341820305.0%1
54 2 63.063.080.7119.7347420705.0%1
55 2 646481.9121.5353121005.0%1
56 2 656583.1123.3358721305.0%1
57 2 666684.3125.1364321705.0%1
58 2 676785.5126.9369922005.0%1
59 2 686886.7128.7375522305.0%1
60 2 696987.9130.5381122705.0%1
61 3 707089.1132.3386723005.0%1
62 3 717190.3134.1392323305.0%1
63 3 727291.5135.9398023605.0%1
64 3 737392.7137.7403624005.0%1
65 3 747493.9139.5409224305.0%1
66 3 757595.1141.3414824605.0%1
67 3 767696.3143.1420425005.0%1
68 3 777797.5144.8426025305.0%1
69 3 787898.7146.6431625605.0%1
70 3 797999.9148.4437226005.0%1
71 3 8080101.1150.2442926305.0%1
72 3 8181102.3152.0448526605.0%1
73 3 8282103.5153.8454127005.0%1
74 3 8383104.7155.6459727305.0%1
75 3 8484105.9157.4465327605.0%1
76 3 8585107.1159.2470928005.0%1
77 3 8686108.3161.0476528305.0%1
78 3 8787109.5162.8482128605.0%1
79 3 8888110.7164.6487829005.0%1
80 3 8989111.9166.4493429305.0%1
81 4 9090113.1168.1499029605.0%1
82 4 9191114.3169.9504630005.0%1
83 4 9292115.5171.7510230305.0%1
84 4 9393116.7173.5515830605.0%1
85 4 9494117.9175.3521431005.0%1
86 4 9595119.1177.1527031305.0%1
87 4 9696120.3178.9532731605.0%1
88 4 9797121.5180.7538332005.0%1
89 4 9898122.7182.5543932305.0%1
90 4 9999123.9184.3549532605.0%1

突破

装備適正・Ⅰ
解放後、青品質の装備を着用できる
折金券 折金券 ×1,600 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。
装備適正・Ⅱ
解放後、紫品質の装備を着用できる
折金券 折金券 ×6,500 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。
装備適正・Ⅲ
解放後、金品質の装備を着用できる
折金券 折金券 ×18,000 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。

オペレーターファイル

基礎情報
【コードネーム】 <p="ゾアン・ファンイ" padding=0>庄 方宜</p>
【性別】女
【身分証明】<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>
【誕生日】8月7日
【種族】麒麟
【<p="オリパシー" padding=0>鉱石病</p>感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。

【能力測定】
物理強度:標準
戦闘技術:標準
戦術立案:優秀
アーツ適性:卓越
人事評価
<p="ゾアン・ファンイ" padding=0>庄方宜</p>は<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>科学発展区の代理であり、<p="そくじょう" padding=0>息壌</p>新素材プロジェクトの<p="てんし" padding=0>天師</p>責任者も兼任。<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の推薦により、エンドフィールド工業と協力して裂け目に関する研究を行っている。

「ゾアン・ファンイ<p="てんし" padding=0>天師</p>とのお話はかつてないほどスムーズに進みました。彼女は数枚の提携契約書を凄まじい速さで読み終えると、疑問も異議も唱えず気楽な様子でサインをしたのです。まるでその書類には『明日から業務に当たるように』とだけ書いてあるような――これから先、十数年間の計画や合意事項が記されているというのに。この『無条件の信頼』は一体どこから来ているのでしょうか。管理人なら、ご存知かもしれませんね。」
――エンドフィールド人事アシスタント マーティン・マーヴィン・マーレン
第一資料
ゾアン<p="てんし" padding=0>天師</p>が<p="ディージャンごう" padding=0>帝江号</p>に来て、実験室に入り浸るワーカホリックがまた1人増えた。
ある種、自分の仕事を「楽しんでいる」とも言えるだろう。自ら進んで日々のスケジュールをパンパンに詰めると、1つずつこなし、1秒たりとも無駄にはしない。<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>城にある自宅は、新築のように常にきれいで真新しいが、それとは対照的に、実験室には日用品がうず高く積み上がっている。
<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>が派遣した担当者が強制的に休暇を取らせなければ、彼女が手を止めることは無かったかもしれない。彼らはこれほど過酷なスケジュールの中で、実験の第一線にいる彼女が体を壊してしまうのではと心配していた。しかし誰もが知るように、彼女にとっての監獄とは無為に過ごす日々のことなのであった。
休暇の1日目こそゆったりと何もしない時間を楽しんでいたゾアン<p="てんし" padding=0>天師</p>だったが、程なく焦りが眉に浮かび上がり、浜辺を行ったり来たりウロウロすると、実験室を気にし始めた。
憂いは日増しに深まる。休暇を終える日には起き上がることもできず、ベッドに伏せたまま小声でブツブツと呟くことしかできなくなっていた――「実験……実験室に向かわねば。これ以上、時間を無駄にするなど……間もなく結果が出るのです。こうしては居られぬのです……」
休暇を終え、意気揚々と実験室に踏み込んだ彼女の様子は、素晴らしい休暇を楽しんできたかのように見えた――が、実際はただ休暇が終わって喜んでいたのである。これには誰もが認める「ワーカホリック」、ペリカ監察官でさえ感心してしまうほどであった。
しかし、彼女がここまで仕事にのめり込む理由も理解はできる。この実験の結果を待ち望んでいるのは、彼女本人だけではない。<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>、ひいてはタロⅡ中が彼女に注目しているのだ。
裂け目の動きが活発化する現在、実験では常に災害に対するまったく新しいアプローチが生まれる可能性があった。ある意味、彼女の時間は彼女だけのものではない。裂け目に故郷や命を奪われた数え切れない人々や、裂け目という逃れられない枷をつけられたこの星の未来へと分け与えられている。だから彼女は時間を無駄にしないし、できないのだ――たとえ1分1秒たりとも。
第二資料
「ゾアン<p="てんし" padding=0>天師</p>のことは好きですけど、本当に理解の難しい人です。」――彼女と一緒に働いたことのあるオペレーターは、皆同じように感じていた。
ゾアン<p="てんし" padding=0>天師</p>の来歴は明確だ。<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>城を訪れた人なら誰でも、<p="げいひんくん" padding=0>迎賓君</p>の説明で一通りのことを教えてもらえる。詳細を知りたければ、<p="てんしふ" padding=0>天師府</p>学院で彼女の論文を閲覧すれば良い。もちろん、すべて読み終えるまでには相当な時間がかかるが。ここまですれば、彼女がどういう人物かを理解するのは容易い。「長年研究の道を歩んだ学者であり、10年間<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>で職務をまっとうしてきた代理<p="てんし" padding=0>天師</p>」だ。
学者や代理という立場を抜きにして、彼女自身をもっと知りたいのであれば、一緒に仕事をするほかない。<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>城に吹く3月の春風――多くの人が持つ、彼女への第一印象。優しく穏やかで、気持ちを軽くしてくれる。続いて、業務を共にすれば、長い間頭を悩ませていたこともすっと解決する。そのときの彼女はまるで真夏に吹く涼風のように、苛立った心を鎮め、落ち着かせてくれる。しかし、実験がひとたび行き詰まれば――そんなときでもゾアン<p="てんし" padding=0>天師</p>は尋常ではないほどの冷静さを保っているが、これから巻き起こる嵐の気配をどうしても感じてしまうのだ。
まずは、話す速さ。彼女と話していると、まるで土砂降りの雨が降り掛かってくるようで、その速さについていける人などほとんどいない。次に、歩く速さ。動くたびに旋風が巻き起こり、机の上の報告書がバサバサと舞い散っていく。最後は、問題解決の速さ。稲妻のように正確に問題の核心を貫き、容赦なく粉々にする様子は、暗がりの中、稲光が進むべき方向を照らしてくれているかのようだ。
そうこうしているうちに、あっという間に問題は収束し、嵐は静まる。
何度か嵐の洗礼を経験すれば、彼女のことを理解できたと感じるだろう。しかし、ふとしたときに「学者や代理としての姿をより立体的に知っただけだ」と気づく。同時に、彼女は決して自分のことを語らない人なのだということにも。
嵐の中心に踏み込んでも、そこには何もなかったのだ。

【『<p="こうざん" padding=0>宏山</p>晩報』第8版】
訃報
<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の優秀な研究者であり医師のゾアン・ハンチン氏が、病気のため先週日曜日の6時23分、<p="こうざん" padding=0>宏山</p>第一病院で逝去されました。享年42歳。
今週木曜日、<p="こうざん" padding=0>宏山</p>葬儀場ホールにて告別式が執り行われる予定です。
連絡先:ゾアン・ジャンチン(兄)、ゾアン・ダイチン(妹)

【通信記録】
ゾアン・ジャンチン:誰かファンイを知らないか?今日は忙しくて、気づいたらあの子がいなくなっていたんだ。
ゾアン・ダイチン:安心して、私と一緒にいるから。
ゾアン・ジャンチン:そうか、無事で良かった……はぁ……お前がいてくれて助かった。まだ小さいのに、こんなことになるなんて……
ゾアン・ジャンチン:ハンチンが亡くなってから……この子は一言も話さない。お前はあの子と仲がいいだろう。どうだ、少しでも話せたか?
ゾアン・ダイチン:ううん……口を開こうともしないの……
第三資料
<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>研究基地での事故が発生してすぐ、ゾアン<p="てんし" padding=0>天師</p>は危機的状況の中で任を受け、複数の避難所における管理を担当することになった。彼女の指揮のもと、被害を受けたエリアと安全なエリアの間に防衛網が張りめぐらされ、人員の配置や災害エリアの整理、資源の補給に至るまで、必要な支援が提供された。
そのときの優れた対応力を評価した<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>の上層部から期待をかけられ、数多の候補者がいた中で<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>研究基地の再建という重要な任務を、まだ若い彼女に敢えて任せるという方針が貫かれることになった。
こういったプレッシャーの中でも、彼女は全身全霊で<p="そくじょう" padding=0>息壌</p>の研究に取り組んだ。ときどき、自分が永遠に疲れを知らない機械であればどんなにいいかと考えてしまうこともあった。
実際、彼女はすでに機械のようなものであった。実験室にある侵蝕爆発の周期をシミュレーションするタイマーが彼女のゼンマイであり、数字が跳ね上がるたびに巻き上げられていく。そして正常状態に戻れば見えざる手がゼンマイを離し、彼女は足をぴんと伸ばした人形のように実験室と観測所の間を絶え間なく行き来する。
この時期、彼女は多くのものを諦め、多くのことを蔑ろにしていた……
しかしあるとき、仕事の手を止めて少し伸びをしようと顔を上げると、同僚たちの会話がふいに耳に入ってきた。
「お腹が空きました。火鍋が食べたい……」そう言ったのは顔に吹き出物の残る新入りの<p="てんし" padding=0>天師</p>だ。しかし同僚は淡々と返事をする。「静かにしろ、研究をしに来たんだろう」
それを聞くと、若い男性はデスクの上のコーヒーをぐびっと喉の奥に流し込み、頬をパンパンとたたいて独りごちた。「ダメダメ、ここは家じゃないんだから。余計なことは考えない」
ゾアン天師自身の記憶では、そのとき<p="らいほう" padding=0>雷法</p>を思い切りお見舞いされたかのような衝撃と共に、目眩が襲ってきた――とのこと。
それが落ち着くと、仕事にかまけて見過ごしてきたものがはっきりと目に飛び込んできた――山のように積み上がった缶詰、濁った空気、やつれた顔、壁際に縮こまって眠る同僚、ずっと机に向かっていたために曲がった背中……急いで緑を探そうとしたが、周りを見渡して唯一発見した緑色は自分のPCのスクリーンだった。
慌てて実験室を飛び出してみたが、道端の梨の花はすでに萎れ、花びらが落ち始めていた。毎日机に向かっているせいで、力強く咲いていた存在に気づかなかったのだ。
呆然としていると、ふと過去に引き戻された。彼女が筆で直線や曲線を描き出すのを、皆が見ている。一筆ごとに、街の形が生き生きと紙に立ち上がってくる。
そのとき、彼女は何と言っただろうか?
「<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>城は皆の家でございます。」
それを、どうして忘れてしまったのか?
何と答えていいかわからなかった。
しかし、はっきりわかっていることが1つだけあった――「遅れども、辿り着かぬに勝る」
そしてその日の夕方、<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>にいた<p="てんし" padding=0>天師</p>の全員が、彼女の大声を聞いた。建物の間を必死に行き来しながら、皆に実験室から出て風に吹かれる梨の花を見るようにと呼びかけたのだった。わけがわからないといった様子の人たちをよそに、ドアを片っ端からたたき、全員すぐに春の終わりの景色を見るよう命じた。それでも動かない人がいれば、執務室の窓を開けて梨の花びらが入ってくるようにした。
後にその日のことを振り返って、ゾアン<p="てんし" padding=0>天師</p>は働きすぎて頭がおかしくなったのだと笑う人もいた。ゾアン<p="てんし" padding=0>天師</p>はただ微笑み、こう返した。寧ろ、働きすぎたからこそわかったのですよ、と。
第四資料
【卒業式のスピーチ】
「ええと……皆さま、第██期卒業生のゾアン・ファンイです。皆さまを代表してここに立たせていただき、とても光栄です。」
「まずは、これまで支えてくださった先輩方へ。一番年下で、新入生よりもさらに2つ年下の私の面倒を見てくださったことに、感謝をお伝えしたいです。」
「手の届かない本棚の一番上から、必要な資料を取ってくださいました。授業では、必ず一番前の席を残してくださいました。実験に行き詰まったとしても、私の前で決して弱音を吐くことがありませんでした……」
「そして、最もありがたかったのは、まだ成人前の私の意見や提案を幼稚だと思わないでくださったことです。何度か飛び級をして、同じ年齢の友人を作る機会はありませんでしたが、その代わりに先輩方との貴重なご縁をいただきました。同年代の友人と共に成長する機会はなくとも、先輩方から温かく教え導いていただきました。」
「これからは、<p="こうざんかがくいん" padding=0>宏山科学院</p>でさらに学んでいきます。そこでは、もっと年上の仲間たちと共に励むことになるでしょう……今後も皆様からご指導をいただき、新たな交友を結んでいきたいと思います……」

【弔辞】
「ここに立ち、帰らぬ人となった方々のために弔辞を読み上げるのに、もっと相応しい方がいらっしゃることはわかっています。ご両親、お子様、ご友人、故人の大切な方々がいらっしゃる中で……私はただの後輩にすぎないのですから。」
「研究基地で最も若輩の私が代表して追悼の言葉を述べる機会をいただいたのは、皆様のお心遣いによるものです……」
「これまで、多くの方々にお世話になりました。その誠意にどうお返しすれば良いのかと何度も尋ねました。すると、いつも笑って『今できることをすればいい、皆の期待を裏切らなければそれがお返しになる』と言ってくださいました。」
「旅立たれてもなお、私にかけてくださった期待が薄れることはございません。<p="そくじょう" padding=0>息壌</p>プロジェクトに託した願いも消えることはございません。漸く、お返し出来る時が来たのです……」
「期待も願いもこの身に刻み、必ずや応えてみせます。」

【入学式の挨拶】
「皆様、<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>へようこそ。輝かしい青春の一時を実験室の中で過ごし、侵蝕および裂け目へと立ち向かう第一線に身を投じる決意をしてくださいましたこと、感謝申し上げます。皆様の中には、ご親族が嘗て研究基地に全てを捧げ、それ故に<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>を選択した方も多いものと理解しております。若さと活気に溢れた皆様の様子を拝見していると、昔のことを思い出します。当時の私は皆様と同じように立ち、皆様のご親族や先輩方に進むべき道を示していただく身でした。」
「此れ迄、私が託されたのは一生を尽くして得た研究成果なのだと思っておりました。なれど、今は諸先輩方に薫陶を受け、その足跡を辿り<p="ぶりょう" padding=0>武陵</p>へとやって来た皆様方もまた、私に託されたのだと受け止めております。」
「私はずっと、先輩方の恩に報いる最善の道とは、過去を惜しむのではなく理想の未来を見据え、只管進み続けることだと信じておりました。今では立ち止まって周りを見ること、後に続く者の道を照らし、未来を指し示すことも必要と心得るに至りました。」
「この道を共に歩むことを選択してくださった皆様――」
「改めて、感謝申し上げます。」

【新オペレーター歓迎会の録画映像】
「私が酔っている、と……いえ、そんなことはございません。ほんの僅かしか飲んでいませんよ……」
「9本目……?ええ、まあ……少々、飲みすぎたとも……」
「此程までに心が躍るのは、初めて研究基地を訪れた時以来……あの時も、歓迎会を開いてくださったのでしたね……」
「当時、私はジュースしか飲めなかったのですよ……でも、何度も杯を重ねて無邪気に笑っている様子を見ているうちに、私もふわふわとした気持ちに……雰囲気に酔ってしまったのでしょうね。」
「今日は……まるで、昔に戻ったかのようです。私たちが進むべき未来が目の前に広がり……」
「もう何も言う必要はないでしょう?……愉しい、愉しめれば、それで……」

イラスト

相宜し
相宜し
イラストレーター: Momoku
雨上がり
雨上がり
イラストレーター: KU
勝敗既決
勝敗既決
イラストレーター: LM7