記憶の霧を抜けて

サブ任務 クロスリージョン
地域: エネルギー高地 オペレーター: ギルベルタ

概要

ろ過装置が入っていそうな保管庫を手に入れた。工業団の現地責任者に報告しに行こう。

開放条件

報酬

音声

オープニング対話

16
アンドレイ
おーい、管理人。こっちだ!
アンドレイ
皆のことを聞いて回ってたら、ここの責任者が「中に入って何か探してる」って教えてくれたんだ。心配したよ!
真面目な責任者
えっと……どうやら……探しものは見つかったみたいですね?
真面目な責任者
まさか、あの中から探しものを見つけられるなんて! エンドフィールドの皆さんには、日々驚かされることばかりです……
真面目な責任者
もちろんですよ! エンドフィールドとの協力関係がずっと続くことを願っていますし……逆に、あなたたちについていけなくなるんじゃないかって、心配なくらいです。ははは!
アンドレイ
あれ? 保管庫にロックがかかってるな。
真面目な責任者
それが今の規則なんですよ。工業団では、非常時に研究員が重要なデータをロックして保護することを認めています。ただ、この保管庫の傷を見る限り、最近のものではなさそうですが……
真面目な責任者
もちろん、各機器の担当が知ってますよ!
アンドレイ
……でも、ロップはまだ目を覚ましてないって……聞いてるけど?
真面目な責任者
えっと、それは……まずいですね。
真面目な責任者
パスワードがわからないなら、保管庫を無理やり開けるしかないですが……ただ、中の機器が傷ついてしまうかもしれません。
真面目な責任者
とにかく、良い方向に考えましょう! 我々工業団の設備は一級品です。この保管庫だって、作られた当初から壊れにくいと有名で、タロⅡで大人気なんですから。
真面目な責任者
えっと……とにかく、まずはパスワードを手に入れて、安全に保管庫を開けようと思ったほうがいいですね。というわけで、アンドレイさん。まずはこの保管庫を持ち帰ってください。
アンドレイ
わかった。任せてくれ!
ギルベルタ
管理人。とりあえず医務室に戻って、なにかいい方法がないか、考えてみようよ。
ギルベルタ
この書類、備考欄に「ミーちゃん」って書いてあるね。

ステップ

1 医務室に向かいロップの様子を確認する マップで見る

対話

ロップ
……ミーちゃん……ミーちゃん……
ギルベルタ
ん……? 何か話してるみたい? もう少し近づいてみよう。
ロップ
ミーちゃん……ミーちゃん……
ギルベルタ
ミーちゃん……? 「ミーちゃん」って聞こえたよね。
ミゲル
彼……意識の戻らない間ずっと、「ミーちゃん」ってつぶやいていたんです。私たちも気になっていたんですが……どなたかの名前でしょうか?
ギルベルタ
あ、そういえば! 今日はちょうど物資が配られる日なんだよ。工業団員もたくさんいるはず!
ギルベルタ
管理人、外に出てみようよ。もしかしたら、ロップさんの知り合いがいるかもしれないし。
2 状況を知っている人に聞いて手がかりを探す マップで見る 1 マップで見る 2 マップで見る 3 マップで見る 4 マップで見る 5

対話

カーリー
ミーちゃん……? ロップおじさんの「おともだち」なの?
タレス
ミーちゃん? 知らないなあ。今ちょっと手が離せないんだ。他の人に聞いてみてくれ。

通信

ギルベルタ
管理人。あたし、見つけたの……
ギルベルタ
あの、保管庫の近くで……
3 探索を終了する マップで見る

対話

ギルベルタ
管理人……
ギルベルタ
あのね。保管庫を探してたとき、周りにいろいろ落ちてたなって思って……それで、何か手がかりがないか探してたんだけど……
ギルベルタ
そしたら、これを見つけたの……
ギルベルタ
これは、ろ過装置の「持ち主」が残した、最後の日記……
ギルベルタ
うん……前に拾った日記と同じ人が書いたもの……ロップさんが言ってた、あの研究員の日記……
ギルベルタ
これが、最後のページ。「お別れ」のために書いたんだね……
ギルベルタ
侵蝕物質に触れて、心にも影響があること……自分の記憶が失われていくのにも、気づいてたんだ……
ギルベルタ
ろ過装置に問題があることにも気づいてた。それで、最初に身体を壊して……
ギルベルタ
ロップさんを巻き込まないように……自分1人だけで、ろ過装置の問題に向き合おうとした。
ギルベルタ
ずっと持ってた手紙、保管庫のパスワード、書き続けた日記……たった1人で、不安や孤独と戦いながら、それでも大切な人のことは、忘れたくなかったんだ……
ギルベルタ
過去が刻まれた手紙を見て、昔の記憶を思い出す……物語の中だったら、そうなるのに。でも……
ギルベルタ
彼女が選んだのは、離れること……自分を取り戻すことじゃなくて……
ギルベルタ
あたし、記憶を失ったことはないけど……ときどき、怖くなるんだ。
ギルベルタ
「自分のじゃない過去」だけど、「自分のみたいな過去」……あの子は、何を思ってたんだろう……
ギルベルタ
忘れていくことが、怖いんだ。似てるのに、どこか違う記憶があたしの中を通り過ぎていく……自分が何か、大切なものを落としたような気がして……
ギルベルタ
たくさんの思い出が……淡い霧の向こうにあるみたいな……
ギルベルタ
ねぇ、管理人。記憶がなくなるって……どんな感覚なの?
ギルベルタ
――そっか……
ギルベルタ
――え?
ギルベルタ
あたし……
ギルベルタ
うん……やっぱり、大好き! それだけじゃなくて……あたしだけの記憶も、全部大好き。
ギルベルタ
旅の途中で見た景色、夜空の中で1人浮かんだ秘密、それに……管理人と一緒に過ごした記憶……
ギルベルタ
どれも大切で、絶対に失くしたくない。
ギルベルタ
これは、あたしが出会った人たちと一緒に作ってきた、大切な大切な思い出……
ギルベルタ
たまに考えるんだ……この世界のすべては水の泡みたいに儚くて、簡単に消えちゃうものなのかもしれないって……大事な思い出も、気づいたら流れて行っちゃうんじゃないかって……
ギルベルタ
だから……もっと大切にしなきゃって思うんだ。みんなはトランスポーターの顔を忘れちゃうかもしれないけど……あたしは、出会った笑顔を少しでもたくさん、覚えてたいって思うの。
ギルベルタ
管理人……これ、覚えてる?
ギルベルタ
この手紙……誰に届けるか、決めたよ。
ギルベルタ
ううん……そんなことない……
ギルベルタ
あたし、あの記憶が好きなんだ。たとえ全部が「自分の」じゃなかったとしても、思い出すたびに、太陽みたいに暖かくて――
ギルベルタ
ありがとう、管理人……もう、迷ったりしないよ。この記憶は、あたしの宝物……どっちのものだったとしても、それは変わらないから。
管理人
……少し冷たくて、知らない場所にいるような……
管理人
でも……怖くはないよ。
管理人
だって、ギルベルタがいるし……皆も、側にいてくれる。
4 アンドレイと話してパスワードを試す マップで見る

対話

工業団員の女性
「ミーちゃん」……知らないわね。もしかして、ペットの名前かしら?
工業団員の女性
でも、ロップさんがペットを飼っていたなんて話、聞いたことないわね。実は彼、去年四号谷地に異動してきたばかりで、あまりよく知らないの。それにちょっと――内向的な人だしね。
工業団員の女性
それにしても、こんなことになって……はぁ。こんな残酷な「運命」があっていいのかしら。
工業団員の女性
あまり力になれなくて申し訳ないけれど……あっちに地下実験室から持ってきた資料がたくさんあるわ。ロップさんは研究熱心だったから、彼の資料もきっとあるはずよ。調べてみて。
工業団員の女性
そういえば……一時期、見たことのない女の子と仲良くしていたわ。いつもずっと研究室にこもっていたのに、その頃は毎日どこかに出かけていたみたいでね。
工業団員の女性
でも、すぐに見かけなくなったの……あなたたちが探している「ミーちゃん」って、その子かもしれないわね。

通信

管理人
ギルベルタはどこかに行ったよ。とりあえず、この辺を見てみる。
5 医務室に向かいロップと話す マップで見る

対話

警備員の男性
ロップ? 誰かと親しくしてるところなんて見たことないね……ましてや、女の子なんて。
警備員の男性
ああ、そういえばここにロップの通信端末がある! ロップのことを調べてるなら、何かの役に立つかもしれんよ。
ギルベルタ
通信端末? そんな、プライベートなもの……
警備員の男性
お、おい! 怪しいおじさんみたいな言い方はやめてくれ! 俺は前、工業団の警備室で働いていたんだ。皆が工場に入るときに、端末を預かって管理する係をしていて……定年は過ぎたが再雇用してもらって、この仕事を続けてるよ。
ギルベルタ
何かいい情報がないか、探してみよっか。
警備員の男性
これはロップが外で失くした端末で、拾って届けてくれた人がいたのに、あいつは受け取らなかったんだ。「好きにしてくれ」と言われたが、気が変わるかもしれんだろ。それで、ここで保管してたんだ。
警備員の男性
落とし物や持ち主に返してない端末は、あそこの机の上にあるよ。探してみてくれ。

通信

ギルベルタ
えっと……色々、知っちゃったね……
6 アンドレイから届いたメッセージを確認する

グループチャット

A
andrew
管理人、まだ谷地にいるよね?ちょうど、浄水設備を動かし始めたとこで……よかったら、こっちに来て一緒に飲まない?
7 アンドレイと話す マップで見る
8 ギルベルタの連絡を待つ マップで見る
9 ギルベルタと合流する マップで見る

対話

ロップ
やっぱり……あれは、彼女が残したものだった……
ロップ
てっきり、何かに巻き込まれて、もう四号谷地にはいないものだと思っていたのに……
ギルベルタ
あの……「ミーちゃん」って、もしかして恋人の名前……ですか?
ロップ
いや、彼女は……
ロップ
――谷地の人間ではありませんでした。ある日突然、未完成の装置を持って僕の目の前に現れたのです……
ロップ
侵蝕物質をろ過するための装置を……
ロップ
僕たちは考え方もぴったりで、あの時間は人生の中でも最も素敵な時間でした。同じ志を持つ人に初めて出会って、一緒に研究に没頭して……
ロップ
夢中になりすぎて、名前さえ聞かないままでした。ずっとこの日々が続くものと思って……
ギルベルタ
じゃあ、どうして……
ロップ
ろ過装置が完成しようというときに、彼女はミーちゃんを持って、突然姿を消してしまいました。
ロップ
でも、僕は信じたくありませんでした……彼女が、そんな理由で……
ロップ
僕は、たくさん手紙を書きました。一緒に研究をしていた場所に置いて……でも、返事は来ませんでした。
ギルベルタ
手紙って……これのこと? 保管庫で見つけて……
ロップ
そ、それです……宛名を「ミーちゃん」にして……名前を知らなかったから……
ギルベルタ
あたしたちが保管庫を見つけた場所は、超域の影響を強く受けていたの……壊れた瓦礫も浮かんでて……
ロップ
それでも、僕は諦めません。手紙を読んだということは、まだ彼女はきっと――
ロップ
心配なんです。探しに行きます。それに、どうして何も言わずにいなくなったのか……知りたいんです。
ロップ
――手紙を届けてくれて、ありがとうございました。
ギルベルタ
……
ギルベルタ
管理人、ちょっと思い出したことがあるんだ。確認したくて……
ロップ
彼女はその装置を「ミーちゃん」と呼んでいました。皆、変だって笑っていたけど……僕は、すごく気になって……
ロップ
皆は、装置の特許を狙っていたんじゃないかと……
ロップ
きっと……絶対に、何かあったはずなんです。
ロップ
彼女……手紙を読んだんですね……それなのに、どうして……
10 状況を知っている人に聞いて手がかりを探す

その他の対話

39

特定の任務ステップに紐づかないシナリオ対話。

ギルベルタ
管理人、何か手がかりは見つかった?
ギルベルタ
とりあえず、まずはこの保管庫を開けてみようか。
ギルベルタ
でも「ミーちゃん」って名前には、すごく大切な意味があるんじゃないのかな。
アンドレイ
そういえば、今思い出したけど……ロップって、確か仕事に超熱心だって、有名だったなあ……
ギルベルタ
「ミーちゃん」っていう発明品の名前、試してみよう。
ギルベルタ
あれ? ろ過装置のほかに、手紙が入ってるみたい。
ギルベルタ
宛名が「ミーちゃん」になってるから、ロップさんに関係のある手紙かな? 目を覚ましたら、渡してあげよっと。
アンドレイ
やっぱりダメだ……
アンドレイ
本当にそうだったってこと!?
アンドレイ
まあ、でも……自分の発明を恋人みたいに思うのも、そんなに変なことじゃないよ。工業団では、個人の考えをすごく尊重しているし……
ギルベルタ
そっかぁ……
ギルベルタ
日記のこと、ちょっと気になってたけど……まあ、今は保管庫が開いたからオッケーかな。
ミゲル
ああ、管理人、ギルベルタさん。やっぱりここにいらっしゃったんですね。
ミゲル
ロップさんが、先ほど目を覚ましました。お知らせしようとしたら、アンドレイさんと一緒だというので、こちらに。
ギルベルタ
本当? すぐ医務室に行くね!
アンドレイ
いやあ、これで水質汚染の問題も解決だな! 水もスッキリ、気持ちもスッキリ!
真面目な責任者
四号谷地の再建も、エンドフィールドの協力のおかげで……確実に良い方向に進んでますね!
真面目な責任者
あ、管理人さん……! もし、管理人さんとギルベルタさんがろ過装置を見つけてくれなかったら、もっと時間がかかっていたはずですよ。
真面目な責任者
あれ? ギルベルタさんは? まあ、今度来たときに直接お礼を言うことにします!
ギルベルタ
管理人……さっき、あたしが受け止めなくても……平気だったよね?
ギルベルタ
……ほら、やっぱりそうだと思った!
ギルベルタ
でも、たくさん聞いてくれてありがとう……管理人。
ギルベルタ
おかげで……悩んでたこと、全部どこかに行っちゃった!
ギルベルタ
ううん、それはもう……管理人のものだよ。
ギルベルタ
まだ何を書くかは決めてないけどね。でも管理人に渡すって、もう決めたんだ。
ギルベルタ
あたしがタロⅡに来たとき、この手紙と一緒だったの。この、何も書かれていない真っ白な手紙と。
ギルベルタ
ずっと考えてたんだ――どうしてずっと持ってたのか、何を書けばいいのか、渡す相手は誰なのか……
ギルベルタ
でも今は、ちょっとわかってきたんだ。この手紙には、大切なことを書いて、大切な人に渡す……きっと、そういうことなんだって。
ギルベルタ
管理人には話したいこと、いっぱいあるんだ! あたしの気持ちも、あと、愚痴とかも……
ギルベルタ
まだ、どう書いたらいいか、整理できてないんだけど――
ギルベルタ
うん……管理人に、受け取ってほしいんだ。
ギルベルタ
いつか、気持ちの整理ができて、書きたいことが見つかったら……そのときに返してもらって、それで、ちゃんと管理人に届けるね。
ギルベルタ
――「トランスポーター」本人、ギルベルタからの手紙……
ギルベルタ
あのね、管理人――
ギルベルタ
あたしのこと、忘れちゃダメだからね?
ギルベルタ
でも、忘れちゃったとしても……何度でも会いに行くよ。
管理人
これは、君の……
管理人
受け取ってもいいの?
ギルベルタ
「はじめまして、トランスポーターのギルベルタです」って――